今回は乳児家庭全戸訪問事業について掲載していきます。
乳児家庭全戸訪問事業とはどのような事業でしょうか
乳児家庭全戸訪問事業は平成19(2007)年に始まりました。
別の名前で、『こんにちは赤ちゃん事業』といわれています。
対象:生後4か月までの乳児のいる全ての家庭
目的:様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報提供などを行う。
親子の心身の状況や養育環境などの把握を行い、支援が必要な家庭に対しては適切なサービスの提供に繋げる。
乳児のいる家庭の孤立化を防ぎ、乳児の健全な発育・発達を目指す。
根拠法令:児童福祉法第6条の2
実施機関:各区保健福祉センター
以上が、乳児家庭全戸訪問事業の概要です。
次に乳児訪問(3~4か月)で保健師が観察し確認すべきこと
保健指導の実際について観察事項を記載していきます。
1.身体発育状況
2.現症・既往歴・家族歴の有無
3.皮膚についての心配の有無、皮膚状態の観察
4.スキンケアの適否
↳衣類やおむつの使用及び洗濯の状況
↳入浴時の石鹸の使用
↳暖房や冷房など室内環境
↳外気浴
5.目、耳について心配の有無
↳目脂、斜視、充血、聴力、耳漏など
5.首の座りの状況
↳仰臥位の姿勢、腹這いの姿勢
↳引き起こしてみる
↳引き起こし時の垂れ具合
6.触れたものをつかんだり指しゃぶりをしたり持っているものを舐めたりする。
↳がらがらを少しの間握っているか
7.注視、追視の確認
8.子どもが反応して笑うか確認する。
9.喃語をしゃべるか
10.母乳やミルクをよく飲むか
11.母親の就業と母乳栄養について
12.離乳開始の目安や進め方の確認
13.1日のリズムが大体できているか
↳睡眠時間や、授乳時間、育児に取られ過ぎていないか
14.排便回数、状況
15.清潔に心掛けているか
16.衣服の着せ方について
17.予防接種の摂取状況
18.子育てのことで困っていることや、相談したいことがないか
以上、今回ここまでにさせていただきます!
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