今回は乳児訪問などで使われる
チェックシートについて
詳しくまとめて行きたいと思います。
産後うつ質問票は精神状況を把握し、産後うつの早期発見に繋げることができます。
また、質問票で気持ちを言語化されることは、
分かってほしいと思う気持ちに気付けるきっかけにもなります。
今回は、育児支援チェックリスト、エジンバラ産後うつ病質問票(EPSD)
赤ちゃんへの気持ち質問票の各々の特徴や確認項目を載せていきます。
1.育児支援チェックリスト
育児困難に関連する要因や状況の項目から成り立っています。
結婚や、社会経済状況、周囲からのサポートなど、
心理社会的な問題を確認する項目が含まれています。
子育てに行き詰まったシチュエーションで母親が抱く気持ちなども含まれます。
子育てに支障をきたす母親がどのような問題を抱えているか把握し、
支援に繋げるためのものです。
これらの項目で問題があると答えた場合に内容、状況について保健師は尋ね、
本人の言葉をそのままの形で記録することがポイントです。
2.エジンバラ産後うつ病質問票EPSD
国内外で最も広く使用されている質問票です。
項目は10項目。0~3点の4件法の母親による自己記入式質問票です。
うつ病によくみられる症状をわかりやすい質問で、
うつ病のスクリーニングのための質問票です。
母親が記入後、その場でEPSDの合計点を出します。
わが国では9点以上をうつ病の疑いとしてスクリーニングしています。
質問票には()に各項目の採点のため得点を示していますが、
母親が記入する実際の質問票では()を空欄にしておきます。
3.赤ちゃんへの気持ち質問票
各項目は赤ちゃんに対する気持ちについて質問しており、
得点が高いほど、赤ちゃんへの否定的な感情が強いことを示しています。
この質問票はEPSDのような区分点はありません。
以上、今回ここまでにさせていただきます!
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