今回は妊娠期情報・助産診断について
妊娠中は、母体の内分泌に加えて、胎盤からのホルモン産生が加わります。
そこについて、詳しく説明していきましょう。
図が汚いですが、文章で述べていきます。
プロゲステロン
↳妊娠の維持に最も重要な役割を果たすのがプロゲステロンです。
12~13週の妊娠初期に黄体から産生されます。
その後、妊娠中期の胎盤の形成で、プロゲステロンが産生されます。
妊娠7週までに行われた黄体摘出は流産に繋がります。
その他の役割として、子宮の収縮を抑えて、妊娠維持の役割、体温上昇、
また平滑筋の緊張抑制の役割を担っています。
エストロゲン
↳子宮に作用して子宮内膜の増殖、乳房、乳腺の発達を促すのはエストロゲンです。
エストロゲンも妊娠初期には卵巣から産生されます。
その後、エストロンE1や、エストラジオールE2は胎盤から産生されます。
プロラクチン PRL
下垂体前葉より分泌され、乳腺の腺房上皮に作用してラクトースの産生を促します。
妊娠中血中濃度が10~20倍に増加しますが、
プロゲステロン、エストロゲンの作用により、乳汁分泌は抑制されています。
妊娠後に関わってくるのはオキシトシンです。
射乳反射に関わってきますが、産褥に関与するため、説明を省略させていただきます。
オキシトシンは射乳反射
プロラクチンは乳汁産生
↑ここ大事なので、あとで載せるつもりですが、自分でも調べておいてくださいね!
ヒト絨毛性ゴナドトロピン hCG
着床してヒト絨毛性ゴナドトロピンが検査薬により陽性となった状態を生化学的妊娠といいます。
卵巣黄体に働きかけて、プロゲステロンの分泌を促進します。
着床する前から、胚を構成する細胞から産生されるようになります。
その他、妊娠中のホルモンの変化
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌が増加することによりコルチゾール、アルドステロン分泌も促進されます。
アルドステロンの増加はナトリウムや水分の貯留に関与します。
そのため、妊娠中に血漿量が増えた、体内の水が増加したという部分に関わってきます。
腎盂系に負担がかかるため、合わせて覚えておきたいですね!
以上、今回ここまでにさせていただきます!
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